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zoom RSS 「眠れる森の死体」ワンツーワークス

<<   作成日時 : 2010/07/19 00:53   >>

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『何かを「持て余す」ということ』


パンフの書き出しに、作・演出の古城十忍はそうしるしている。


空き地に真っ白なキャンバスを置いて、

そこに映る影を写真に撮る少年。

しきりにタクシー無線を盗聴している。


粗大ごみとなったベッドを捨てに来る二人の男子高校生。

それぞれが何かに苛立っている。


それを見つめる女子高生。

どうやら肉体は隣の病院で生死の境をさまよっているらしい。


その誰もがみな、少年・少女A。


やがてベッドの中から死体があらわれる・・・・





あとから知ったが15年前に書いた脚本であり、

上演するにあたって今風な若者言葉に書き直そうかと思ったが、

敢えてやめたそうだ。

しかしながら、そんなことはさほど気にならなかった。

古城さんのいう、

「何かを持て余す感じはそんなに変わっていないんじゃないか」

という思いに共感した。

少年・少女Aも、15年もすればいいおとなだ。

しかし、“あのころの私”も15年なんて、

途方もなく長い時間だと思っていた。

今となっては、あっという間であったが・・・


年々「少年・少女A」の事件報道が増えているように感じるが、

その根底にあるのは『何かを「持て余す」感じ』なのか・・・

そしてそれは時代に関係なく、

大小に関わらず、

誰の心にもあるものなのか。


そういう得たいの知れないものと

上手く付き合っていくことが、

おとなになるということなのか。

しかしそれは、決して消滅するものではない・・・

そんな気がしてきた。




観劇日:2010年7月17日(土)ソワレ   於:テアトルBONBON

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